インプラント治療成功の3条件
条件1 使用するインプラントの種類
国内でも多くの種類のインプラント体(材料)が使用されていますが、各メーカーのインプラント体にはそれぞれ特徴がありますので、特定のインプラントメーカーにこだわるのではなく、患者様の症状に最もあっていると思われるものを選択することが治療を成功に導くためには重要な要素と考えています。常時70種類以上のインプラント体を在庫に持ちバリエーションは300種類以上の中から、症状に応じて、一人ひとりの患者様に適したインプラントを選択しています。
当院のインプラント治療(※)ではインプラント体(材料)に国内インプラントメーカー、ノーベルバイオケア・ストローマン・スプライン等、世界中で使用されているメーカーのものを患者様の症状に合わせて使用しております。
条件2 綿密な治療の計画
どこから治療を始めていくのか、どの方法を選択することが患者様にとってベストなのか?
治療の計画を綿密に立てることは、治療を成功させるためには不可欠です。
患者様にとってインプラント治療が全てではありません。状況によっては、あえてインプラント以外の治療法を提案することも必要だと考えています。より安全に、安心してインプラント治療を行えるよう、歯周病検査、糖尿病検査、金属アレルギーの検査を必要に応じてすすめています。
条件3 インプラント術前の精密検査
条件2の綿密な治療計画を立てるためには、患者様の全身状態や患部について詳しく知らなくてはいけません。下顎には血管と神経が走り、上顎には副鼻腔の粘膜があり、インプラント治療によってそれらを傷付けてしまうと後遺症が残る場合があるため、術前の精密検査は必要不可欠です。
当院には歯科用CTがあり、レントゲンでは分からない骨の状態や血管・神経の位置を正確に知ることができます。
アフターケアの重要性
インプラントは、天然歯と異なり虫歯になったりすることはありません。しかし、歯周病のような「インプラント周囲炎」になる場合があるため、しっかりメンテナンスを行うことが大切です。
また、ご自身の歯が残っている場合には、残っている歯を守ることも大切です。セルフケアだけでなく歯科医院で行うメンテナンスにより、口腔全体の健康を保ち、咬合バランスをキープすることがインプラントの寿命を延ばすことにつながります。
患者様には月に一度の定期健診を受けていただくようお願いしています。口腔内を清潔に保ち、適切にお手入れしていただくことでインプラントを長持ちさせることになるからです。日頃の適切なお手入れ方法なども詳しくご説明いたします。
インプラントのアフターケアに北欧式プログラム
北欧式プログラムとは、予防歯科が進んでいる北欧の国々に習ったプログラムです。主に「歯科疾患の予防」を目的とし、歯を削ったり詰めたりすることの無い診療です。
「むし歯菌(唾液)検査」や「歯周病菌検査(バナペリオ)」などを行いますので、インプラント治療のアフターケアにも最適なプログラムとなっております。