ロイテリ菌の正式名称は「ラクトバチルス・ロイテリ菌」といい、WHOのプロバイオティクスの定義を満たしているヒト由来の乳酸菌です。

※プロバイオティクス：適正な量を摂取したときに有用な効果をもたらす生きた微生物のことをいいます

ロイテリ菌の効果

ロイテリ菌には次のような効果が期待できます。

• 虫歯予防
• 歯肉炎の緩和
• 口臭予防
• ピロリ菌抑制
• アレルギー抑制

ロイテリ菌で虫歯予防

ロイテリ菌は虫歯菌(ミュータンス菌)の抑制効果が確認されていて、虫歯うの予防効果が期待できます。

ミュータンス菌は虫歯菌の中でも、酸をつくり虫歯の発生させる菌であり、お口の中のミュータンス菌が多いほど、虫歯のリスクは高まります。虫歯は複数の要因が重なって発生しますが、その根本原因である細菌を減らすことは、虫歯予防において有効でしょう。

ロイテリ菌が歯肉炎の緩和に効果

ロイテリ菌は、重度・中度の歯肉炎を緩和する効果が確認されています。L.ロイテリ菌の投与14日目までに重度・中度の歯肉炎患者の30%の患者が軽快、または治癒し、28日目までに58%の患者が軽快、または治癒との報告があるのです。

もちろん、正しい歯周病治療と併用する必要がありますが、ロイテリ菌によって歯周病菌の増殖を抑制することで、治療効果を高めることができるでしょう。

ロイテリ菌の摂取方法

ロイテリ菌は母乳に含まれていますが、最近はロイテリ菌が注目され、ロイテリ菌が含まれたヨーグルトなども販売されています。

当院では、ロイテリ菌タブレットの取り扱いがありますので、興味のある方はスタッフまでお声がけください。