唾液検査

むし歯リスクを減らしたい!口腔内の状態を知りたい!まずは唾液をチェック!

洗浄作用 歯の表面の食べかすを洗い流す働き
緩衝作用 細菌などによって作られた「酸」を中和する働き
殺菌抗菌作用 口腔内の細菌除去、粘膜などの細菌感染を予防する働き
再石灰化作用 歯のエナメル質を修復する働き

上記4つの働きからもわかるように、むし歯予防には欠かせない唾液。唾液がない人は居ませんが、唾液の分泌量が少ない、唾液の働きが弱い・・・といった状態は、むし歯リスクを高める要因となります。

むし歯(唾液)検査は全部で4種類!。

その1 口腔内の細菌数をチェック

細菌測定装置「細菌カウンタ」を使って、口腔内に潜む総細菌数をチェックします。
処置前と処置後の細菌数の変化は目での確認が困難です。しかし、細菌カウンタを使うことにより、簡単に口腔内の細菌数の測定ができるため、患者様にも治療が有効であったかどうか判断しやすくなり、安心と満足をより感じやすくなりました。

細菌カウンタ

その2 むし歯の危険性を判定!う触活動性試験

「むし歯になりやすいかどうか」がわかる検査です。むし歯菌が持つ、歯に対する攻撃力がどの程度かを調べます。唾液を採取して、専用の試薬と混ぜることで、唾液中のむし歯菌と反応し、むし歯菌の量で試薬と混ぜた唾液の色が変化します。

その3 唾液の分泌量をチェック

唾液は通常1日で1000~1500ml分泌されると言われています。
上記でもお伝えしたとおり唾液は、むし歯予防には欠かせない働きをしてくれています。
正常に唾液の分泌がされているかをチェックします。

その4 唾液緩衝能のチェック

唾液の分泌量をチェックするために採取した唾液を使って、唾液の持つ緩衝能のレベルをチェックします。緩衝能とは「唾液が口の中の状態を元に戻す能力」のこと。
この機能のレベルが高ければ高いほど甘いものを食べ酸ができても唾液によって中和されむし歯になりにくいということになります。